高寿園訪問

 8月24日(金)に4年生以上の子供たちが、陸前高田市特別養護老人ホーム「高寿園」を訪問し、施設内の窓ガラスを拭いたり、入所者の車いすを押したりするなどのふれあい活動や合唱・踊り・昔語りなどの発表活動をしてきました。
 
 この体験活動は、復興教育の取り組みの一つです。子供たちは事前に、高寿園からいただいた東日本大震災での被害状況や避難所になったときの様子・苦労などを学習しました。その中で、子供たちが「自分たちにできること」を話し合い、「高寿園の方々に元気になってもらうため」に合唱や踊りを発表することを決め、この日の訪問となりました。

 入所しているお年寄りの方々は大変喜んでくださり、子供たちも満足そうでした。訪問の後は、市内の被害の様子を見学しました。壊れた市役所や気仙小学校、奇跡の一本松を見てきました。これも事前学習で、地震津波に遭う前のきれいな高田の風景も学習していましたので、子供たちは驚くとともに胸をうつものがあったようです。

 本校の復興教育では、「命や絆を大切にして、故郷の復興・発展を支え、未来を創造する人づくり」を目指しています。この取り組みのほかにも、普段の道徳の授業を中心にして様々な場面で心の教育を進めています。