ボランティア体験「ふれあいホーム」訪問

 5年生は、12月7日(金)に「ふれあいホーム小友」を訪問して、ボランティア活動をしてきました。これは、総合的な学習の時間で学習した「キャップハンディ体験」を基にして、その発展として計画・実践したものです。
 
 4年生から6年生までは、夏に陸前高田市の「高寿園」という特別養護老人ホームを訪問する体験活動をしました。これは、子供たちが、「被災地のために自分たちができること」を考え実施したものでした。実際に訪れた「高寿園」では、「ふれあい活動」や「合唱・踊りなどの発表活動」を通して、人と人とのつながりを肌で感じる貴重な体験をしてきました。また、被災した市内の様子を目の当たりにして、自分たちにできることを、もっと考え、もっと続けていこう」と深く感じた子供たちも少なくありませんでした。

 5年生は、2学期で道徳「小さな手から」を勉強したことで、「福祉」についてさらに詳しく調べていくことにしました。「キャップハンディ体験」をして、実際に車いすを使っている人はいきなり押すと不安な気持ちになるので事前に「声をかける」ことや少しの段差でも乗り越えられないなど、今まで自分たちが分からなかったような不便さがあることに気付いてきました。

 今回の「ふれあいホーム」訪問では、一緒にカレンダーの色塗りをして、話をたくさんすることに挑戦しました。相手の気持ちを知るためには、会話が大切であることを勉強したからです。でも、頭ではわかっていても、実際におじいさんおばあさんを前にすると、なかなか話題を探せないで無言になったり相手の話にうなずくだけになったり、難しさを感じていたようです。でも、こういう体験をたくさんすることで、人と人とのつながりを意識して行動できる子供たちに育つと思います。5年生の感想を読むと反省している子が多かったですが、色を塗るときに「この色でいいですか?」と必ず相手に聞いたり、聞えが不自由な方には、耳の近くまで顔を寄せ大きな声で話したり、なかなか頑張っていましたよ。
 貴重な体験活動でした。5年生の皆さん、この経験をいろんな場面で活かしてくださいね。