横澤高徳さんとの交流学習会

9月12日(木)、矢巾町在住のチェアスキーヤー横沢高徳さんを講師に招き、キャリア教育交流学習会を開きました。
 
 横澤さんはモトクロスライダーを目指したきっかけやテストライダーとして思うように成績が出なかった時代に苦しい気持ちを救ってくれた監督の話を紹介しました。
 さらに、不慮の事故から脊髄を損傷し、車椅子での生活を余儀なくされた時期の不安や絶望に満ちた気持ちを乗り越えて、チェアスキーヤーとしてパラリンピックでメダルを取るという新たな夢に挑戦することを決めた経緯を話しました。
 横澤さんは、「壁にぶつかった時に、できない理由はいくらでも見つかるが、そんなときほど『今の自分にできること』を探してほしい。同じように頑張っていても結果が出る時と出ない時がある。諦めずに今できる最大限の努力をして、必ず来るチャンスを待つことが大事。」と子どもたちに訴えました。
 学習会の最後には、実際にチェアスキーに乗せてもらい、その重さやバランスをとることの難しさなどを体感しました。
 6年生の小沼くんは「横澤さんは事故の後、自殺を考えたそうだが、『死ぬくらいの勇気と知恵があったら、他のことができる。』という言葉が心に残った。」と感想をもち、5年生の菊池くんは「横澤さんは一度夢をあきらめて、また新たな夢に向かっていることがすごいと思った。ぼくも夢を失いかけても前向きにチャレンジする気持ちを忘れずにいたいと思った。」と決意を新たにしました。