被災地学習・高寿園訪問

 8月30日(金)に、4年生以上が陸前高田市へ被災地学習と福祉施設「高寿園」の訪問を行ないました。昼食をとった矢作小学校の校庭は仮設住宅が立ち並び、校庭部分は校舎に沿って2mほどしかなく、そこに陸上練習用のコースがとられていました。ふだん自由に校庭で遊んでいる子供たちは、被災地の子どもたちの現状にびっくりしていました。
 次に、ボランティアガイドの河野さんの案内で被災地を見学しました。まず、震災で犠牲になった方々の「慰霊碑」に手を合わせ、その後、「奇跡の一本松」や市街地の津波到達点などをみて、被害の大きさを確認しました。
 最後は、「高寿園」を訪問しましたが、今年は入所者とデイサービスの利用者の方々と2班に分かれて交流会を行いました。自己紹介をしたり童謡を歌ったり和やかな会になりました。後半は、ホールで、校歌を紹介し、子供語り部や「よさこいソーラン」の踊りを披露し、皆さんから大きな拍手をいただきました。
 今回の活動は、昨年度に続く復興教育の一環として実施しましたが、「来年も来てね。」と涙を流しながら握手する手を離さない利用者の皆さんの反応に、子供たちはそれぞれに「訪問してよかった。」という思いを胸に学校に帰ってきました。