東日本大震災を追悼する全校集会

 東日本大震災の発災から3年目を迎える3月11日に全校集会を行いました。「東日本大震災」から3年を経過し、ともすれば、本校の子どもたちの心の中から、地震津波の被害の甚大さや命を亡くしたり家を失ったりした方々の悲惨な思いが薄れがちになろうとしている現状が見られます。そこで、3月11日を迎えるにあたり、全校集会を行い、学年に応じて「生命の尊さ」や「助け合いの心」、「被害に遭われた方々へ自分達ができること」などを改めて考える機会としたいと考えました。

 集会では、校長から「東日本大震災を忘れてはならない」というこの集会の意味を話した後、実際に被災し家を流される体験をした小泉教諭に、当時の様子とその時の心情を話してもらいました。

 集会後の子どもたちの感想を紹介します。
○3月11日の震災から、今日で3年がたつので早いなと思いました。その日は、ぼくの誕生日で、家で何本かのろうそくを立てて誕生会をしたことを覚えています。その日はずっとラジオをつけて、家族みんなで居間に寝ました。その日は恐怖心であまり眠れませんでした。家族を亡くした人がたくさんいて、とても悲しいことだし、決して忘れてはいけないと思いました。(6年男子)
○私は3月11日におたふくで学校を休み、家族3人で釜石市にいました。帰りに地震があり、建物が壊れるんじゃないかと思いました。後から聞いてみると、私たちがいたお店も津波に流されたそうです。私たちも津波に襲われたかもしれないと思うと、とても怖いです。今日のお話を聞いて、震災を忘れずに、募金や支援など自分たちができることをこれからも頑張りたいと思いました。(6年女子)
地震が起きた時、私は家族のことを心配しました。だから、小泉先生の話で家族を思う気持ちが大切なんだということが分かりました。(5年女子)
○小泉先生は、家をなくしても後ろを向かず、前向きですごいなと思いました。ぼくも家族を信じていきたいと思いました。(5年男子)