音読集会(5年発表)

全校の前で5年生による音読発表会が行われました。
国語の学習をもとに「言葉のひびきやリズムをあじわいながら、古文を声で出して読もう」をめあてとし、
竹取物語」「平家物語」「奥の細道松尾芭蕉」を発表しました。
5年生の発表後、他の学年(1年2年3年4年6年)から感想発表がありました。

竹取物語
今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。名をば、さぬきの造となむいひける。その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。

平家物語
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

奥の細道
月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり。船の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老いを迎ふる者は、日々旅にして旅を栖(すみか)とす。古人も多く旅に死せるあり。