千葉絢子さんに学ぶ

 11月16日(金)にめんこいテレビアナウンサーの千葉絢子さんをお招きして、交流会を開きました。この事業は、9月の茂市久美子さんとの交流会と同様に本校の復興教育の一環として行なわれたもので、高学年のキャリア教育の第2弾です。
 はじめに全校児童による歓迎セレモニーを体育館で行いました。千葉さんは全校児童が歌う合唱「星の花」の澄んだ歌声にとても感激していました。
 その後は図書室に移動して、5・6年生との交流会を行いました。はじめに千葉さんの子どもの頃のお話を聞きました。今では信じられませんが、千葉さんは「いじめられっ子」だったそうです。でも、千葉さんは「いじめている人たちよりも私は絶対幸せになる。そのためには、今、私ができることとして勉強を頑張ろう。」と心に決め、どんなに辛いことがあっても1日も休まずに登校したということでした。千葉さんがおっしゃっていた「『きっと明日は、今日よりもいい日になる』と信じて毎日を過ごしていた。」という言葉から、芯の強さを感じました。
 その後は、慶応大学に進み、政治や経済を学んだことからジャーナリストへの道を考え、様々な経緯で報道記者兼アナウンサーになったということです。一見華やかなアナウンサーという仕事ですが、報道記者という一面を持つため、事故や災害の取材など、生死に関わることや目をそむけたくなるような出来事にもたくさん遭遇したそうですが、プロとしての意識をもち、毅然とした姿勢で事実に向き合い、正しくニュースを伝えることの大切さを胸に乗り切ってきたそうです。それが報道記者の仕事であり、自分が選んだ道だからというしっかりとした職業意識が伝わってきました。

 テレビでみる美しい笑顔には、そうした辛いことや悩みを乗り越えてきた強さがあるからこそ、魅力があるのだなと思いました。きっと、千葉さんの話を聞いた5・6年生の子供たちも、これから困難な出来事があっても、千葉さんのように前向きに乗り越えていく勇気や元気をもらったと思います。

 保護者の皆さんにも、聞いていただきたいような素晴らしい内容のお話でした。この交流会の様子は、遠野テレビが取材して、16日の夕方のニュースで放送されました。遠野テレビのホームページから、このニュースをご覧になることができますので、パソコン・スマートフォンをお持ちの方はアクセスしてみてください。


遠野テレビストーリーミング   http://www.tonotv.com/html/streaming/index.html

   週刊とおのタイム>11月16日  5分17秒のあたりです。