家庭教育ゼミナール

 6月29日の午後に、遠野消防署の職員の方々をお招きして家庭教育ゼミナールを行いました。内容は、講話「家庭で備える防災」と心肺蘇生法の講習でした。本校にAEDが設置されてから6〜7年になりますが、これまで一度もAEDの講習会を行っていなかったということで、4年生以上の児童と保護者・教職員で心肺蘇生法とAEDの操作方法について学ぶ機会としました。
 最近は、職場や消防団スポーツ少年団の研修等でもAEDの講習をおこなっていることが多くなりましたが、参加してくださった保護者の方々のほとんどは「初めて講習を受けた。」「AEDがあることは知っていたが、使い方は知らなかった。」と話していました。
 講話は、遠野消防本部の菊池総務課長補佐が、ユーモアを交えながら楽しく災害時への備えを教えてくださいました。火災警報器の設置や寝室の家具の配置・食糧やガソリン等の常備などためになるお話でした。
 心肺蘇生法の講習では、心臓マッサージの手順やAEDの操作方法について詳しく教えていただきました。最初は不安そうだった子供たちも、署員の方々が適切にアドバイスをしてくださるので、安心して体験できました。

 保護者と児童の感想を紹介します。
○ とても勉強になりました。救命処置といっても、昔少し習ったくらいでしたので、いざというとき役立てたいです。AEDの使い方も全く知らなかったので、ぜひこのようなゼミナールはどんどんやってほしいと思います。
(保護者)

○ 防災について、震災後2年もたつと忘れがちな所もあったので、あらためて家の中のことや家族との話し合いが大事な事など、気づかされることがあったので良い機会になりました。 (保護者)

○ 消防署の方の話を聞いて、自分たちの生活を見直そうと思ったし、災害の恐ろしさも改めて知ることができました。AEDを使ったり心臓マッサージをしたりしたことがなく、とても心配だったけど消防署の方が分かりやすく説明してくださったので楽しく体験しながらAEDの操作方法や心臓マッサージのしかた
などを覚えることができました。(5年 男子)

○ 私は家に帰ってから点検をしました。そうしたら寝室には倒れるものがないことが分かり安心しました。もし何かあったら自分の身は自分で守りたいと思いました。初めてAEDをやってみて、たくさんのことを学びました。
(4年 女子)

充実した家庭教育ゼミナールになりました。ご協力いただいた小友町教育協議会の役員の皆さま、遠野消防署の皆さん、生涯学習スポーツ課学び支援係の佐々木さん ありがとうございました。