ホップの収穫と加工場の見学

 8月22日に、3年生が青笹にあるホップ畑で収穫の様子と、上郷にある加工場でポップを乾燥させる様子を見学しました。ホップは、8月中旬から9月の初旬に一気に収穫してしまいます。畑は市内に30か所ほどあり、30人で編成された収穫チームが1日に3か所の畑を回り、刈り取ります。5m50cmほどの高さに成長したホップをトラックと特製の補助具を付けたトラクターで刈り取る様子に子どもたちは目を丸くしていました。
 ホップの実をめくるとルプリンと呼ばれる黄色い粒子があり、これがビールの香りや苦みになるそうです。「どれどれ」とちょっとなめてみた子もいましたが、「大人味〜」と微妙な反応でした。
 その後は、上郷にある加工場に移動して、ホップをとりだす工程や乾燥させる処理の仕方を見学しました。今年は遠野でホップの生産を始めて50周年、キリンビールと提携して30周年の記念の年にあたるそうです。ホップの処理の仕方には、熱によって水分を乾燥させる方法と、水分を含んだまま凍結させる方法の2種類があることも教えていただきました。普通に乾燥させたものは普段目にするビールに使われ、凍結させたものは「とれたてホップ」として期間限定の特別なビールに使われることを教えていただきました。
 説明していただいた後には、たくさん手を挙げて質問する子供たちの姿に、説明してくださった組合長さんも「よく勉強してきていますね。」と感心していました。学校に帰ってからしっかりとまとめをして、ふりかえりをします。